シノワローザ空間

お庭仕事や薔薇、植物、好きな事など

『ボタニカル・ライフ』

いとうせいこうさんのホームページをまとめた園芸エッセイ『ボタニカル・ライフ』をご紹介いたします(^-^)

これは、園芸好きの方には、ダントツでおすすめしたい本です!

 

カレル・チャペックの『園芸家12カ月』、昔から共感したという方の声が多いようですが、私個人としてはちょっと難解でよくわからない表現が多いんです(スミマセン…)。

でもこのエッセイ(というか記録?)は、テンポがよく、ユニーク!

いとうせいこうさんの本『ボタニカル・ライフ』
いとうせいこうさんはタレントさんでもあり、小説もお書きになるし、音楽、役者もやられ、これという枠にとらわれないマルチな方ですよね。

 

独特の個性と感性を持たれた方で、でも、植物好きとは、この本に出会うまで私も知りませんでした。

 

都会のペランダで植物を育てる自分を『ベランダー』と称し、さまざまな植物との出会いや感じていることを、オリジナルな切り口で語っていらっしゃるので、植物好きなら十二分に楽しめるんじゃないかなと思います。

それに笑えるので、気持ちも明るくなりますよ~~。

 

せいこうさんの視点はガーデニングではなく庭仕事、園芸で、いろんなことを試されては失敗し、成功し、驚愕し、落胆もし、まさに探求心丸出し園芸家、試行錯誤の繰り返しなんですね。

 

NHKでは俳優の田口トモロヲさん(この方もマルチ)主演でドラマ化もされています。

たそがれた感じのオヤジ感がたまらなく味があり、いかにもベランダーにふさわしく、なりきっていらっしゃるご様子でした(笑)

 

本の方も、ホントに声をあげて笑ってしまうシーンもあって、う~んわかる~、私もそういうのあるある、そうだよなぁーと思わず共感してつぶやいてしまう。。。

 

せいこうさんの植物へのちょっと風変わりなオモシロ見解は、みうらじゅんさんとの見仏記(Wikipediaより出典)では、その感性が倍になり大爆発がいいとこなんですけど、園芸や植物に対するせいこうさんの解釈って、とても素直で豊か!

なんでそうくるかな~? って(笑)

 

お庭仕事をされてる方で毎日、日記をつけてる方って時々いらっしゃいますよね?

毎日ということで私はもう羨望のまなざしを送ってしまうんですが、それが積み重なって今年の1冊になった時には、まさにそれは自分にとって、世界でたったひとつの園芸書になります。

 

そしてまた1年と、時がたつにつれ何冊にもなっていく。。。

しかも記録ですから、読み返せて忘れませんよねー?

それはものすごく価値のあるもので、貴重なものです。

古代遺跡で発掘された宝物とか、土器、ミイラの入った棺とか、それと同じレベル。

 

自分のお子さんやお孫さんが、もしも園芸好きになられたら、譲り渡すこともできて、今度はその人の遺産になり、参考書にもなります。

 

プロの書いている園芸書も参考にはなりますが、やはり個人が密着して経験してきた世界って、地に足がついていて納得のいく1冊になると思うんですよね。

 

ですので、この『ボタニカル・ライフ』も、私はせいこうさんの知人や血縁ではないですが(笑)、それでも、一見軽いようでその実、深い内容だなぁと感心しつつ、読んでいる感じです。

 

Amazonさんで確認したところ『ボタニカル・ライフ』は単行本と文庫は扱ってましたが、Kindleはナシ。

続編の『自己流園芸ベランダ派』は全部扱ってます。

 

ブックオフなどでも売ってると思いますので、新書じゃなくてもゲットできるんじゃないでしょうか?

出版されて間もないものでもないので、図書館にもおそらくあるんじゃないかなと思います。

 

時間がたてば、またついつい読み返して、そのたび、笑ってしまう本です。

ある意味、私にとっては園芸バイブルに近いものなので、読み返しても新鮮でいられるんですよね。

稀少な本です。

いとうせいこうさん、この記事を読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

 

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