シノワローザ空間

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怪談実話・ホテル実習

※  実話怖さレベル★☆☆☆☆

最高を★5つで表しています。

 

これは将来ホテルマンになりたくて専門学校でホスピタリティーの勉強をしていた坂本さん(当時19歳女性)の体験したお話です。

 

専門学校ではある程度の知識を得ると、現場体験という実習を受けることになっていました。

実習できるホテルは都内にあるホテル、有名どころもあればこじんまりとした規模のもの旅館などいろいろでしたが、坂本さんは某老舗有名ホテルへ2週間、通うことになりました。

 

実習中にはベルやフロント業務、客室対応、レストラン、その他雑務いくつかをローテーションしながら体験しますが、ある日、6階の部屋のキーカード機械の電池が切れているということでお仕事を頼まれました。

早朝ですので廊下はしぃんとしてひと気もない中、坂本さんはひとりで電池を換えていました。

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すると、どなたかが背後を通りすぎたので「おはようございます」とご挨拶をしたのですが、振り返っても誰もいませんでした。

不思議なことに、坂本さんには通りすぎたのが、40代くらいのスーツを着た男性だとわかったといい、なのでてっきり、お客さまだと思い、ご挨拶をしたんだそうです。

 

廊下には人感センサーつきの照明がついているのですが、なぜかその照明がついていました。

もちろん坂本さんの位置する場所はセンサーからは範囲外でしたし、今までは消えていたのです。

 

ホテルにはさまざまな現象の、不可解な事柄が起こりますが、よくドラマなどで見たり聞いたりするような、おどろおどろしいようなことはほとんど起こらず、この時のように、あれ、気のせい? と首を傾げる程度のことがよく起こるそうです。

 

病院でもよく耳にするお話ですが、どなたも宿泊されていない部屋からの呼び出しコールも時々あるそうで、やはりそのような時は万が一のことを考え、お部屋まで伺い、中を確認するそうです。

もちろん、どなたもいらっしゃらないのですが。

 

そして坂本さんの実習中には、ある部屋で自ら命を絶たれたお客さまがいらしたそうです。

お年寄りの女性3人連れ。

どのようなご関係、ご事情かはわかりませんでしたが、ひと部屋ご一緒に宿泊され、煉炭でお亡くなりになられたそうです。

 

変ないい方ですが、宿泊施設では自殺、殺人、心中、病死は日常的に起き、ホテル側は1日でも早く貸すため、迅速に処置をするそうです。

警察と消防は裏口からかなりの数が呼ばれ、現場の保存と調査が行われますし、ご存命なら救急で病院へ。

ここらへんはドラマでやっていることとあまり変わらないそうです。

 

警察と消防の現場処置が終われば(殺人などですと数日かかることもあるそうです)、すぐに専用の薬剤や洗剤などを使い、業者さんが徹底的にその部屋のクリーニングを行います。

 

特に臭いにはとても気を遣うそうで、けして次のお客さまが不快になるような空気を残してはいけないそうです。

 

この時のお部屋は、大島てる物件公示サイトに炎マークが表示されていますので、ホテルに宿泊する時には参考になりますね。

 

坂本さんはその後、都内の実習先ではないホテルに就職されましたが、それからは身のまわりでこのようなこともなく、仕事を続けられています。

 

このように、ふとした瞬間の視線や気配などはたいていの方はご経験がありそうな気がしますが(特に敏感な方なら)、なにげない日常の中にこそ、このような方々は潜まれているのかもしれませんね。

 

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