シノワローザ空間

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怪談実話・ドンツキのトイレ

※  実話怖さレベル★☆☆☆☆

最高を★5つで表しています。

 

こちらは実話になりますが、たいして怖くはないです(^-^)

ただ私、昔からこのテの話に親しんできたため、ホラー不感症といいますか(笑)ほとんど怖さを感じなくなっているので、申しわけありません、怖さレベルの★評価はもしかしたら怪しいかもしれません(;^ω^)

ちょっとスピなおばおばあさんとトイレのお話です。

苦手な方は少々、ご注意を…(^_^;)

 

 

 

 

 

 

怪談実話トイレのイメージ画像

このお話は、私の友人である葉山さん(仮名)が、某スポーツクラブに行った時に体験したお話です。

 

そのスポーツクラブの入ってるビルのエレベーターで、年配の女性…  おばさんというには年がいってるし、おばあさんというほどでもないので、ここでは、おばおばあさんとしますが、そのような方と一緒になりました。

ビルの入口から外に出ると、葉山さんはその方に声をかけられました。

 

「…あなた、このビル使ってるの?」

「え? あ、まぁたまに。スポーツクラブなんですけど」

「お塩持ってる?  ここに来る時はね、ココに(自分の胸をたたく)いつもお塩入れときなさい」

 

世の中には、特におばさん、おばあさんなどに時々このような方が見受けられます。

男性にはあまりいらっしゃらないような気がいたします。不思議ですね。

 

このようにお話は、まずここから始まったそうで。

めちゃくちゃ風が強かった上、ビル風に煽られながらも、おばおばあさんは話し続けられたそうです。

 

「知ってる? 昔ね、ここは◯◯スーパーだったのよ。その時、火事になってね、何人か亡くなってるの」

 

◯◯スーパーは、誰もが知ってる大手スーパーで、この火事の話も、だいぶ以前のことですがジモティである葉山さんは知っていました。

確かおふたりの方が、お気の毒にも亡くなられているそうです。

ちなみに古すぎて、大島てる事故物件公示サイトには載っておりません。

 

おばおばあさんは続けます。

 

「…その後でね、建て替えられたのがこのビルなのよ。1階はさ? 前はスーパーだったのに、やめちゃったのよね。何になるのかしらねぇ? 2階には前、▢▢っていう居酒屋があったでしょ。今はああやって塾になってるけど。 △△レストランの正面の」

 

このビルの構造は、1階部分はクローズになっていて無店舗。

2階までは外階段とエスカレーターで上がれるようになっており、上がった所から奥に向かって1本の廊下、その廊下を挟むようにして、△△レストランと▢▢居酒屋が配置されていました。

その上の階にはさらに、スポーツクラブやエステサロン、内科のお医者さんが入っていました。

 

△△レストランは、誰もが知ってる大手ファミレスで、▢▢居酒屋もわりと有名なチェーン店の居酒屋さんです。

おばおばあさんは、そのお店のことをいっておられます。

この時点では、こちらの居酒屋さんはすでに閉店していました。

 

さぁ、おばおばあさんの本題はここからです。

 

「そこの居酒屋のトイレね、出たのよ。それとその奥のトイレも。それで居酒屋さんで御祓いをしたの、知ってる?」

いえ、普通は知らないです、居酒屋さんの内情までは。

 

このビル、立地は大変恵まれていて、ファミレスはお客さんの入りがとてもいいのに、なぜかこの居酒屋さんは繁盛してなかった様子だったそうなんですね。

それは葉山さんも見ていてなんとなくわかっていたそうで。

ランチを扱ったりと工夫はされていましたが、ランチタイムなのに店内がなぜか暗すぎて、いくら居酒屋さんでもなんだかなぁと思った記憶があるとか。

 

その居酒屋さんの店内のトイレ、そことちょうど背中合わせで、ビルには外トイレがひとつ、ついていました。

この外トイレは、ビルの外からの直通で、ファミレスと居酒屋さんの間の、廊下の奥にありました。

個室と洗面所がふたつだけの小さなトイレです。

誰でも使うことができます。

その上、電気が薄暗く窓もなく、奥まったドンツキにあったので、それだけでも子供を連れ込んだりなどの犯罪が起きなければいいなぁと葉山さんは思っていたそうです。

そんな陰気なトイレだったんです。

なので、おばおばあさんがおっしゃりたいのは、居酒屋さんのトイレとドンツキのトイレあわせてのエリアに、何か得体の知れないモノが出て、店の売上にも影響したので、御祓いをした、ということなんですね。

 

葉山さんは黙ってその方の話を、そのまま聞いていました。

 

「…私の友だちもね、ここの外トイレを使った時に、女子トイレから男子トイレへ、スッと白い人影が横切って入っていくのを見たっていうのよ」

と、おばおばあさんは仰ります。

 

そういえば、と葉山さんは思い出しました。

以前、このビル1階にスーパーが入っていた時、葉山さんはそこの店員さんに、実はこんな話を聞いていたことを。

 

「…ねぇ、上に24時間の△△ファミレスあるじゃない? そこで夜、働いてる店員さんがね、夜中にドンツキのトイレに行くのが怖いって。誰もいないのに人の気配がするって怖がってるのよ」

 

このファミレスには残念ながら、店内にはトイレ設備がなかったため、従業員さんもお客さまも、トイレはドンツキを使うしかなかったのです。

 

実際、葉山さんもこのトイレは何度か使ったことはあるそうなんですが、ふたつある個室、片方を利用していると、もう片方に人の気配がすることがあったとか。

普通にどなたかが入ってるなーと思って、でも出てから確認すると、誰も利用してなかったそうです。

 

葉山さんのお友だちも以前、このトイレに入ろうと思ったら人の気配がするので、入口で待っていたそうなんです。

でもしばらく待っても、お水を流す音もしないので、いい加減おかしいなーと思い、個室の鍵を両方とも見てみましたら、なんだ、空いてるんじゃないの、と。

それにしては人の入ってる気配、衣擦れの音とかがしていたので、変なことがあるなぁと思っていたそうです。

 

まぁそのようなこともありましたので、葉山さんは△△ファミレスの店員さんが怖がってしまうこともわかりましたし、このおばおばあさんのお友だちの、白い人影を見たというお話も理解できました。

あーやっぱりそんなトイレなんだ~~って。

 

でも、先を聞きたかったので葉山さんは「え~知らなかったですそうなんですか~」と、その話のことは知らないフリをして、おばおばあさんを促しました。

 

「あのねぇ、こんなこというとね、変なおばあさんだと思うかもしれないけど、私も実は視える方なのよ」

キテますキテます。でも最初から十分にスピ感丸出しでしたので大丈夫ですよね?

 

「孫を連れてね、公園に行くんだけど、そこのトイレで視ちゃったりとか、塀の上に首が乗ってるの、視えちゃったりとかね」

トイレ関係多いですね。

 

「だからね、出かける時は必ずお塩を持ってるのよ」

 

あまりにも風が強いため、残念ながらお話はここまでになったそうですが、このビルのスポーツクラブ関係者でも、フロントの方が夜中に最後、施錠して廊下に出たところ、中から激しくドアノブをガチャガチャされたとか…。

昔の火災で亡くなったのは実は4人で、そのうちの2人は当時、火災に見舞われたスーパーの、2階のトイレ入口付近で亡くなっていたとか…。

そのようなお話もチラホラあったそうです。

とはいうものの、居酒屋さんの繁盛しなかった原因には、もしかしたら、そのようなモノの影響もあったのかもしれませんが、御祓いしても閉店してしまったということは、そもそも経営方針の問題もあったのでは?とも思えます。

 

そのドンツキのトイレ、御払い効果かどうかはわかりませんが、今ではリフォームもされてLEDライト、ドンツキでもピッカピカ、とても明るい雰囲気のトイレになったそうです。

 

葉山さんは「それからはそんな話も聞かなくなったし、気配を感じることもなくなったのよね」といいます。

この風変わりなおばおばあさんに会うことも2度となかったそうです。

 

…つまらないですね(笑)

 

でも。

ドンツキのトイレ、ちゃんと使えていたのに、なぜリフォームをする必要があったのでしょうか…?

暗かったから?

 

ホントに…  それだけですか…?

 

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