シノワローザ空間

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怪談実話・死神なのか?

※  実話怖さレベル★☆☆☆☆

最高を★5つで表しています。

 

これは私の友人Sさんから聞いたお話です。

彼女には現在大学生になった息子さんがいらっしゃるのですが、その彼が当時まだ4歳だった頃、Sさんの知人にEさんという女性がいらしたそうです。

その方はなかなかお子さんに恵まれず、過去2度ほど流産をご経験されていました。

自分たち夫婦は、我が子の誕生をこれほど心待ちにし望んでいるというのに。。。

 

でもそんな中、ありがたいことに3人目を授かることができたのです。

 

もう何があっても今度こそ、この子だけは絶対に失いたくない…!

 

Eさんは強くそう願い、心に決めたそうです。

 

ただ、不吉だったのは。

 

過去、流産前にEさんの目の前に現れた、とあるものがいました。

流産してしまう少し前に、それはEさんの前に現れます。

 

黒いマントの装束に身を包み、骸骨の顔と大きな鎌を持っている。。。

死神のイメージ

それが、流産をしてしまった2度とも、ふと気づくと、高いビルの上から自分を見下ろしていました。

 

あれが現れると流れてしまう…奪われてしまう。

あれは何?

 

…死神?

 

Eさんのお腹の赤ちゃんは経過も順調でした。

ある日、定期健診の帰り道タクシーの後部座席に乗っていたEさんは、かすかな違和感を感じ、首筋に何かが触れるような感覚とともに自分に向けられている視線のようなものを感じました。

心の中で警鐘が鳴り響きます。

 

見たらダメ。

見たら絶対、 絶対に…

見ない…

 

見てはいけないとわかっているのに、なぜか身体はそれに逆らい、後ろを向かせられるように振り向くと、今通り過ぎた道脇のビルの上に、やはりそれはいて、Eさんを見下ろしていたといいます。微動だにせず。

 

あれはまた私を見ている。。。

嫌だ。。。

 

死は常に生と隣り合わせの理。

生と同じく自然なこと。

生があるからこそ、死がある。

 

それはわかっているけど、もうこの子だけは失いたくない。

でも逃れられないものも、この世には確かに在る…。

 

Eさんは遠くなっていくそれを茫然と見送っていたそうです。

 

死神は、視る人のイメージ、考え方にあった姿で現れるといいますが、私が聞いたのはここまで。

 

その後、Eさんという方に無事お子さんが生まれたのか、それとも3度絶望に襲われることになってしまったのか。。。

 

それはわかりません。

 

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