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神域そして神と呼ばれるもの

昨晩は、3.11を思い出させるような地震が起こり、恐ろしかったですね。

大きな地震でしたので、東北地方中心に、お怪我や家屋店舗の被害、停電に遭われてしまった方々は本当に恐ろしく、大変なことと思います。

ただ、なにより津波が起きなかったことは本当によかったです。

 

さて今回は『神社仏閣…』のうちのお話のひとつになります『神社』というものの不思議、そこに纏(まつ)わるものについて、この先進めて参りますので、少々堅苦しい前置きになり退屈かもですが、どうぞおつきあい、よろしくお願いいたします~m(_ _)m

 

禁足地

この日本に、禁足地、というものがあるのをご存じでしょうか…?

よくは知らないけど、言葉なら聞いたことあるよー、という方はいらっしゃるかもしれませんね。

これは人が足を踏み入れてはならない土地、場所のことなんです。

似たものに忌み地(いみち)、気枯地(けがれち)、三角地などもありますが、少し温度差がありますね。

 

古代信仰が残っている場所、御神体の在る場所(主に山が多いです)などが禁足地と呼ばれることが多いかと思います。

怪談イメージ山岳地帯

ですがよくよく探してみますと、実は都会の中にもちょこっと、禁足地はあったりするんですよね。

土地を区画整理した後に、謂れがあり、そこを禁足地とした、というような。

普段は意識をしていないので知らなかった、などということもあったりして、遠いようで案外と身近にあることも?

ここより先は神域である、と見なされている場所は、世界的にも数多く存在します。

 

代表的な場所でいいますと、沖之島(世界遺産に認定されています)などは、現代であっても未だに島全体が禁足地といわれ、男性のみが、しかも祭りの日にのみ、入ることを許される、といったような厳しい場所もあります。

もうコテコテの禁足地ですよね、キングオブ禁足(笑)

 

そのように古い神が祀られている場所は、触らぬ神に祟りなしという諺(ことわざ)のように、敬う気持ちが強く求められる場所でもありまして、信仰との結びつきの深い土地では、脈々と現代にまで伝えられています。

その神域に入るためには、いくつかの儀式を行い、儀礼を尽くす、それが古(いにしえ)の人々の神に対する姿勢でした。

 

とはいうものの、意外と守られていないこともあるのをご存知でしょうか?(笑)

入っちゃってるんですよね、これが。

しかも釣りとかアウトドアしちゃったりと快適に(笑)

 

ここらへんが人間のしたたかさであるなと思うのですが、伝承や習わしとして伝わることと、実際に起き得ることとは、だいぶ隔たりがあるようです。

生きる、ということは、そういうことなのかもしれませんが。

 

神社との関わり

もう少し身近なところにお話を変えてみますね。

みなさまは神社に初詣にはいらっしゃるでしょうか?

日本各地には10万社ともいわれる大小の神社がありますので、人それぞれ詣でられる場所は違うと思います。

神社は禁足地ではありませんが『神域』です。

怪談イメージ神社の狐
神社を建てた場所というのは水脈、地脈などがあったりして、陰陽道や風水的にいわゆる神のパワー、神気の強い場所なんですね。

 

それと先人が、自分たちの経験から、津波がきた高さよりも上に神社を造り、後世の人々を津波から守る避難所とした、そのような意味も持っていたのだと思います(すべての神社に、ではありません)。

津波が神社の手前で止まった、というお話は3.11の時にも聞きましたよね。

よっしゃ熊さん! ここ空いてっから神社でも建てっかぁ?  というように気軽に建てたわけではないんです(笑)

 

ですので本来は、そこの神を敬い、詣でる時には願掛けではなく、日々のお礼を申し上げる場所といわれています。

 

ですが、先ほどもお話したように、人間というのは貪欲でしたたかさを持ち合わせておりますので“お願いっ、神様、宝くじが最低でも5万は当たりますうにっ♪”など、ついつい俗的なお願いをしてしまうことが多いですね(笑)

  • へっ、なーんだ、禁足地つったって人が入ってるじゃん、祟りなんてないじゃん。
  • 初詣?  神社なぞ願掛けしてなんぼのもんじゃ、いくらでもしてやるわい。
  • 心霊スポット巡りってめちゃくちゃテンション上がるのよねー、だいたい霊なんて見たこともないし、いるわけないわよ、そんなもん。

 

もしもそのように考えられたなら。

何故、古来からこのようなタブー視される言い伝えというものが未だに伝わっているのか? ということを少し考えてみてください。

一切の障りや祟りが絶対にないのでしたら、伝承は次第に途絶えていくのが普通です。

必要のないことですので。

 

なので、これらが伝わり続けているということ自体が、いい返せばある一部にだけでも、万が一起こり得るコト…  故に途絶えることがない、ともいえます。

 

怪談師さんたちは…?

怪談師さんの西浦和也さんとDJ響さんも、それぞれのお話の中で、人の踏み入ってはならない場所、触れてはならないモノ、禁忌に触れてしまった人たちへの障りのお話を語っておられます。

 

西浦さんが『縄文の石』、DJ響さんが『消えた友人』というお話です。

Apsu Suseiさんという怪談師さんも『呪術木簡』のお話を語られています。

これらお話を聞かせていただくと、信仰や神に対するタブーというものが事実在り、それがどういうものかということが具体的によくわかりますので、機会がありましたら、ご覧になってみてくださいませ。

Amazonプライム『怪奇萬集者(コレクター)』にて、ご覧になれます。

タブーは怖いというよりも、恐ろしいものです。

 

江戸の流行り神

江戸時代にはよく流行り神(はやりがみ)というものが度々、流行しました(ゲームメーカー日本一の『流行り神』のことではないですよ? 私、好きですけど(笑))。

流行り神というのは、民間信仰のひとつで、一時だけ猛烈な信仰を集める神々のことです。

日本史の時間に習いましたっけ?

『ええじゃないかええじゃないか、ええじゃないか!』と仮装して躍り狂う江戸民たち。

これも流行り神のひとつといわれています。

ストレス解消によさそうですから、ちょっとやってみたい気がいたしますね(笑)

 

でも流行り神は残念なことに『流行り』ですので、すぐに忘れられてしまい、人々は見向きもしなくなります(社会背景などが関係していたようです)。

 

…ひどいですよね?

一時は神様、神様と祀っていたはずなのに。完全に人間の都合で物事を処理したことになります。

 

そうしますと、人間たちに忘れられた神々は人々に怒り、結果、祟ります。

神には人間の情や言葉、理屈は通らず、ひとたびその怒りに触れれば、霊に祟られた、憑依されたなどという程度では済まされないといわれております。

神様はありがたいことも多いですが、けして侮ってはならない、恐ろしい存在でもあるんですね。

そのようなことをわかりやすく、表現されているのが怪談師さんたちの語りでもあります。

触らぬ神に祟りなし。君子危うきに近寄らず。

このような諺は、対、神様にも十分いえることかと思います。

 

本来の『神』って?

神を多く語ることなかれ、それでもあえて語るとすれば、みなさまは神という存在はどのようなものと思われますでしょうか?

 

…なんでしょう。

『神を』という言葉を使ったとたん、なんだか胡散臭い印象になるのは(笑)

『…私は神の言葉を聞き、あなた方に伝える伝承者です』とか『神様は今こうおっしゃられています』とか、そこら辺で特殊な新興カルトなどとも結びつけられやすい印象だからでしょうか。

 

けして怪しいものではありません、といいながらも読んでいると、最後には怪しげな商品の紹介があったり、そもそも唱えていることに?マークがついてしまうようなサイトなども、たくさんあります。

 

ご本人は、神の声を聞けるとおっしゃっているので、まったくあり得ないことだと否定はしませんが(御神託というものも古来よりございますので)、正直私個人はそのようなお話や予言の類はエンターテイメント、と思っております(笑)

今話題のインドのアビギャアナンドくんもコロナや地震を予言していますが(占星術ですが)、そんなこともあるんだね~という感じです(笑)

 

神は、一神教多神教、新興、ある種の宗教的カルト、国や文化にもよっても多様さをもつ宗教ではありますが、私がここでお話したいのは『自然』というもののことです

 

日々、植物や生き物と接しておりますが、その自然の中にこそ、神という名前で呼ばれる存在があるのではないかと思えます。

 

作物を作る作業をするのは人間ですが、いくら作業をしても自然環境が伴わなくては作物は実りません。

その不便さから生まれた便利な機械や発明は、人間の豊かな知恵によって育まれてきたものですが、根本には自然というものの力がなければ、そもそも成り立ちませんよね?

牛や豚という生き物を生み出したのも自然です。

彼らは本来、人間に食べられる『ために』生まれてきてるわけではありません(笑)

それらの動物を人間が狩り、養う作業ができる、それも元を正せば自然があるから、です。

 

なので大自然の原始である『気』こそが本来的には神と呼ば得る存在なのかもしれず、古代人たちはその事をよく知っていたので、自然力の強い場所で(遺跡とか山、霊場とかいわれる場所)神に感謝し祀るという敬意を払ったのではないでしょうか。

自然、いうなればそれは地球という星そのものですが、それを罪なことに、今私たちは壊してしまいつつありますよね…。

 

そのように、古代から神と呼ばれる存在。。。そのおわす場所である神社という場所と『神気』というものについて、具体的なお話を交えて、次回、続けさせていただきますね~。

 

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