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神を護る者たちと神気

一説によると、日本人は縄文人系、弥生人系に二分されるとか、源氏と平氏に大まかに分けることができる、だから源氏が祀られている神社と平家の子孫は相性が悪いとかいいます。

でも、現代の日本人は生物学的にはすでに縄文も弥生も、源平も、全部ミックスのDNAですよね?(笑)

源氏の神社と平家筋の相性の悪さ、それは物理的な血のことではなく、受け継がれる魂の血筋のことのようです。

とはいえ、とりあえず源平のことは置いておくとして(笑)

 

前回、神社は本来、お願いをする場所ではなくお礼を申し上げる場所、と書きました。

神社には各眷族たちがおいでになり、神を御守りし、御使いをいろいろとされているとか。

牛や馬、狼、烏、鼠、蛇、鳩、狐など、たくさんの眷族たちがいます。

稲荷を例えにあげますと、稲荷の眷族は白狐ですが、民話的な稲荷は稲荷自体が狐の姿をしており、油揚げが好物で人にいたずらをしたり、祟ったり、悪さを働いたりと、まるで人間のような稲荷です。

 

伏見稲荷によりますと、本当の稲荷神は穀物や農耕など、五穀を司る御食津神(神様方のご飯を作られる)である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)という大地の女神で、その眷族が白狐たちです。

白狐たちは高位を目指し、日々神のもとで修行を積んでいるといいますね(その下でさらに働いてるのは猫だといいます。狸奴(ぬど)というそうですよ(笑))。

 

私のお参りさせていただいている、ある神社では猫を飼っていらっしゃいます。

まだ若い雄猫で、最初の頃、禰宜(ねぎ)さんにお聞きしたら、氏子さんが捨てられていた子猫を拾ってきて、それから飼っているそうです。

運の強い猫ちゃんですよね(笑)

わりとむっちりした筋肉質の猫ちゃんで、初対面ながらもスリスリ、ごろん、とおなかを見せてくれました。

勇敢な猫で犬にも向かっていきますよ、と宮司さんは笑っていらっしゃいましたね~(^-^)

その猫ちゃんは、よく犬が来ると、ジィー…ッと警戒体制で見ています。

狸奴なのでしょうか(笑)

なので、神社には犬を連れていってはいけないという説もあります(とはいえ、みなさんお散歩で連れてきていらっしゃいますが)。

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稲荷神が商売繁盛の神と見なされたのは江戸時代に入ってからだそうですが、人がお参りをすればするほど神は喜び、力を増し、霊験あらたかになるといわれております。

そのような理由から、人の参拝の多い活発な神社はよく繁盛…  いえ、しっかりした神がおられるそうですよ。

 

反対に、廃神社や道端に打ち捨てられたような、誰も管理もお参りをしていない小さな社の稲荷などには、よろしくないモノが巣喰うといわれておりますので、あまり関わらない方が触らぬ神に祟りなしなのでは、と思います。

 

お参りをする時間帯にも適さない時間というものがありまして。

神社では朝に天界から神を迎え、夕方にはまた天界へお送りしますので、夜は神がお留守になっております。

なので、夜の参拝は避けた方がいいという考え方もあるんですね(とはいうものの、神社側からそのようにいわれているわけではありません)。

また、ある説には、夜は神もゆっくりとしていたいので、夜間の参拝は避けた方がいいとも。

 

ですので、昼は神社は聖域として守護されていますが、夜の神社はその御守バリアーが薄くなってしまいます。

なので、魔物たちが入り込みやすい空間にもなるため、夜の参拝は避けた方がいいと、いう説もあります。

様々ですね。

 

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昼と夜、古の方々は昼は人間たちの世界であり、夜という時間帯は神々の支配する時間であると考えていました。

 

奈良県にある有名な観光名所の、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓と伝えられている箸墓は、昼は人間たちが作り、夜は神々が作ったと伝えられていますが、実は卑弥呼のお墓なのでは? という説もありますね。

古代の浪漫ですよね~。

早口言葉ではかなり難易度の高いお名前ですので、書く方でよかったです(笑)

そういえば伊勢神宮式年遷宮の神事も、だいたい20:00くらいから始まりますね。

やはり、夜なのですよね。

 

※ ここから実話をお話させていただきます。怖い話ではなく、不思議な『神気』というものを体験した方のお話です(*^^*)

 

…日本のある大変古い土地のお話にございます。

本当に古代から遺跡や神話に基づいた歴史のある土地。

こちらに現存する神社はいわゆる山岳系、御山自体が尊い御神体であり、その麓(ふもと)に神社があり、蛇神信仰でございます。

土地の人々も何代にも継がれて、その御山を大切に守られて参りました。

 

観光地にはなっておりますので、年間を通じて、それ相応の旅行者がいらっしゃいますが、これはそのイチ旅行者だった、豊田さん(仮名)の体験された、不思議なお話でございます…

 

当時、まだ24歳という、うら若い娘さんだった豊田さんは3連休を利用して、会社の同僚とその地へ旅行にお出掛けになられました。

インターネットやガイドブックなどで、見所を調べ、せっかくなので神社にもお参りをしていこうというお話になったそうです。

 

その日、何気ない気持ちで詣でた時刻はすでに夕暮れ迫る時、周りは薄闇に包まれ始め、お天気までもが今しも雨粒がぽつり、ぽつりと落ちてきそうな様子でございました。

 

気のせいかもしれませんが、なんとなく土地の方々の、こんな時間によそ者…  というような、暗に含まれた視線を感じながらも、せっかくここまで来たのだからと、豊田さんたちは立派な鳥居をくぐり抜け、参道を進んでいかれたそうなのですが、その時にはすでに、なんともいえない気持ちに襲われておりました。

 

その『気』が。

 

自らを取り囲む空気…  温度、湿度。

春先にしてはやけにじっとりと。。。

にも増して、自分を圧迫する空気の重量感。

空気には重さなどあろうはずもございませんのに、それは重苦しく、息もしづらいほど…

そして、もはやいてもたってもいられないような焦燥感にも襲われておりました。

なんなの、これは? と豊田さんは思われたそうなのですね。

 

“ナニモノ…  ナニシニマイッタ…”

 

まるでそのように問いかけられているような重圧感と迫りくる『気』の強さ、それらがひと息に、物理的な重さとも思える感覚となってのしかかり、豊田さんはますます、居たたまれない苦しさを感じ、自分はこんなところに来てはいけなかったのだ、そのような気持ちにも苛まれ、落ち着いて参拝などできようもなかったと申されます。

 

どうやら土地ではお祭りが近かった様子で、本殿にはすでに灯火が灯され、生卵が供えられてあったそうにございます。

 

豊田さんとその同僚の方は、焦る気持ちと戦いながら早々に形式的なお参りを済ませると、とにかく大急ぎで駅に戻りました。

 

不思議なことに駅に着きますと、先程まで感じていた重圧感や違和感などは、かき消すようになくなり、身も軽くなったとか。

豊田さんはおっしゃいました。

 

「…今から思うと、私がその時に感じていた不思議な空気の重さ、恐れ多いというか、畏怖するというか。。。とにかく、ここにいてはいけない、いたたまれない、恐れるような気持ち?  それが『神気』というものだったんだと思うの。私が土地の人間ではなかったから山の神様が、この不信心者は誰だと誰何(すいか)していたのかもしれない。こんなこと、どこの神社でも感じるわけではなくて、私がそんなことを感じたのは、その神社だけだったのよ…」

 

不思議ですよね。

 

神の気の濃い土地というのは、時としてこのように、摩訶不思議な出来事が起きたりすることもあるんですね~。

 

 

★ 後日談追記

このように神社にて、神気を体験したようだと語ってくださった豊田さんなのですが、あの後の続きがあるのよ、とご連絡をくださいました。

 

私ねぇ、あそこにはもう一度お参りしてみたいなーってずっと思ってたのよ。

あの頃は若かったけど、今行ってみたら、何か感じ方が違うのかなって。

でもコロナになっちゃったからなんだかんだで行けてないんだけど。

 

そんな豊田さん、その旅行からは、すでに20年を過ぎたある晩、夢をみたそうです。

明け方のこととおっしゃってました。

夢にその神社が現れたそうなんですよね。

 

夢の中…

夕刻の迫る、薄闇の中の大きな鳥居。

夢の中ですが、これはあそこだと思っていたそうで、ああ、あの時と同じだ…と。

その鳥居から、あの気を感じた参道へ。

周りは夜の闇が迫っていましたが、なぜか、今よりも年齢が若いご両親と一緒だったそうです。

その中で豊田さんは、

 

“ああ… そうか…神様が怖いんじゃなかった… 人が…怖かったんだ… ”

 

唐突に、そのように考えていたそうです。

 

そして拝殿へと繋がる石段を見上げると、そこは真っ暗闇で、怖かったと。

でも、後からそれは目が慣れていなかっただけなんだと夢の中で思ったそうなんです。

 

やがて場面は突然変わり、拝殿前に自分がいる。

あの時のように、拝殿には灯りが灯され、神秘的な雰囲気です。

豊田さんは、巫女さんから、緑色のつやつやのお饅頭のようなものを2つ買いました。

そこで目が覚めたそうです。

 

その時、ああ、あそこの神社だった、でもなぜ今になって、と思われたとか。

もちろん夢ですから、ただ単に記憶に残っているものの断片かもしれません。

夢占いには興味がないから見てないしね、とも。

でも不思議なことってあるものですね。

 

このような時は、同じ神様の祀られている近くの神社にお参りするといいそうですが、こちら、大物主神だそうです。

なんとなく場所もバレますね~(笑)

 

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● つづき 神社に呼ばれるという不思議