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株間○○cm空けなきゃ植えられないの?育たないの?

よく『植えつけの株間は○○cm空けましょう』

この数字は、ここでの便宜上のものですが、こういうの、買った苗のタグに書いてあったり、園芸本などにもよく書いてありますよね。

これ、必ずしも空けなくても大丈夫なんじゃないのかな~? と私は思います。

みなさまはいかがでしょうか~。

 

こう書いてあるのはなんといいますか、目安としての意味なので、それを絶対にしないと育たないよ((( ̄へ ̄井)!というわけでもないと思いますので(コワいそんな植物)。

もしもその通りにやるとしても、これができるのは、広いお庭のガーデナーさん…ならOKですね~。

それか、少しだけ彩りに植えたいな~という方。

植物を快適に、風通しよく育てれば、病虫害も少なくなりますし、大きく育てることができますよね。理想的(^-^)

 

でも日本では、恵まれたお庭を持ってらっしゃる方ばかりじゃなくて、うちみたいに狭くて冬は日が当たらないとか、いやいや、まだそんなのいい方だよ、うちなんて1坪くらいしかないもん、とか、通路の両脇だけなんですよ~、とか、そんな感じのお家も多いと思います。

あとはマンションのベランダだけとか。

まさに、いとうせいこうさんのベランダーですが(笑)

 

なので実際には、この『株間○○cm』、わかっちゃいるけど、なかなか空けられないことも多いんじゃないかなぁと思うんですよね~。

でも! お花好きなら、いろんなもの、たくさん植えたいですよね?

私、植えられるものなら片っぱしから植えたいですもん(笑)

 

その株間と植えるためのスペースの関係を、ひたすら個人的ではありますが、少しお話させていただきますね~。

 

お花の苗の種類は、だいたい宿根草か1年草ですよね。

最近では宿根草に、低木になる予定の樹木も加わって売られるようになりました。

どこまでもアグレッシブだと思います(笑)

 

株間の空け方は、植物個体の性質を考えるとよくわかります。

一言で大きくなるといっても、育ちの成り方がみんな違いますよねー。

横張りの強いもの、縦にばかり伸びるもの、つる性のもの、ランナーを伸ばして匍匐前進していくものなどなど。

この匍匐前進自衛隊苗は、グラウンドカバーとか寄せ植えのエッジなんかによく使われてますよね。

こう、エッジから垂れて上向きな、なんかオシャレなカ・ン・ジ(*^^*)

 

うちの花壇は宿根草だの、球根だのハーブだのが植わっていて、その隙間に1年草を植え込んで、さらにその周りにはグラウンドカバーがみっちり、みたいな荒業やってる庭です。

ヘルズガーデン、地獄の庭園です。

ヒルズガーデンならよかったんですけど。

 

ちょっとちょっと? それだけ植わってればもういいでしょ、とおっしゃるかもですが、貪欲にもやっぱり植えたいんですよね、シーズンものの1年草(笑)

なので、これを植える時、どうしてると思います?

グラウンドカバー剥がして植えてるんですよー。

しかも剥がしたやつ、植えた苗のマルチングに、ハイ、お洋服着ましょうね~ってまた根元に置いてやったり(笑)

もしも株間を守っていたら、たぶん今の1/3は減らさなきゃいけないと思います。

ついでにグラウンドカバーも減らさないと。

でも植えちゃってるんですよね~。

この1年草の株間、うちの花壇では10cmあればいい方です。

ヘタすると宿根草の近くに数cmで接近して植えることもあります(^_^;)

この植物はこういう性質だから、まぁここでこんなふうでもどうにかなるよね、って。

 

昨年の画像、花壇の一部。詰めて植えてますね(^_^;)  

庭の様子
種から育ててみると、性質ってすごくよくわかりますので、探究されたい方はぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

私、種まき記録なんてつけてた時もあります。

 

なので、横張り気味で大きくなるもの… 今だとビオラとかノースポールとか。

そういうものの周りはできるだけ広くとってあげて、アグロステンマやヘリオフィラ、リナリアとか、ひたすら上に伸びるものは、株間はほとんど空けません。

横にはあんまりいかないので、たとえば株間20cm空けると、花が咲いた時にはなんかスカるんですよね…見映えが密じゃなくて。

それはそれで、春風にそよそよとして可憐なんですけれど、花盛りになるように、できれば野望。

コロナで人間は密じゃいけないんですけど、この性質の植物には密で。

宿根草でも小柄で横にはほとんど張らないものは詰めます。フラックスとか。

やっぱり譲りあいって大切ですよね、人間も植物も(笑)

 

 

じゃあ背丈が大きくなるものはみんな詰めていいのね~、というと、それもケースバイケースで、上に伸びながら横幅も出る1年草もいます。

 

たとえば、セリ科の代表格、オルレア。

ちょうどこのブログのタイトルのとこの画像に使ってますが、バラにもよく合う上に、土質を選ばないので育てるのがラクです。

でもこれは本来、背丈も高くなり、横にもよく分岐します。

これを種から育てる場合を例にしてみます。

本来は、1株でかなり大きくなりますので、種まきはそんなにたくさんしなくても大丈夫な類かと思うんですけど、オルレア畑を作りたい方は、節分くらいまいてください。

まいたらアラ思いのほか、たくさん芽が出ちゃった、しょうがないなぁ、とまとめて植えちゃっても(植えちゃうんだ…)本人たちが調節して、どうにかします。

株間20㎝空けなくても、生き物ですので、どうにかなります。

少なくとも、集まってくる虫たちは困ってないです(笑)

これは昨年のオレレアの例。

どこでもとにかくたくさん咲きます。

ナチュラル風なお庭にはもってこい(笑)

花オルレア
コンパクトにしたい時は、わざと春まきにするとか、本来は秋まきですけど、遅めにまいて成長を遅らせるとか。

 

オルレアではなくても、背が高くなるもので性質の強いものは、これはアリです。

気温が上がるまでに成長が追いつかず、コンパクトなまま咲きます。

ほんとはいけないかもですけど(笑)

この場合、株間は狭くても、やっぱりどうにかなるんですよね。

でも、苗でお買い求めになった時は、できあがってるので、ある程度は開けた方がよいかもです。

 

なんか私、さっきからどうにかなるどうにかなるって、本人たち任せな発言を繰り返しているんですけど、実際育てているとそんな感じなんですよね~。

あとは根元が弱いもの、うちでは成績のよくないネモフィラちゃんとか、ぐらんぐらんしやすいものも、地植えの時は株間はあんまり空けずに近くで植えます。

お互いの茎が絡み合って倒れにくくなるから(また本人たち任せ)。

 

あとは、土の状態なんですけど。

上のような荒業をしても育つのは、花壇=地植え=根はある程度自由、それと土質をよくするようにしているからだと思うんですよね~。

とにかく花壇にミミズくんたちがたくさんいるのはいいです。

でも、ある程度自由といったのは、実は地下では熾烈な植物同士の生存競争が展開されてるはずだからです(;^_^A

コンパニオンプランツってお聞きになったことあるでしょうか?

共存してお互いによく育つよう影響しあう相性のいい植物同士です。

野菜を育てられてる方なんかは意識されてる方もいらっしゃるかと思われますが。

 

それとは反対に、逆の効果を持ってしまう植物同士もあります。

人と同じで相性ですよね~。

それを、地下でたぶん壮絶にやってると思うんですよ…。

そしてお庭でいつの間にか消えていくゴーストな植物。。。

もちろん、環境の合う合わないもあると思うんですけど、この自然環境の競争で負けてしまうということもあります。

そのような植物同士の関係があるので、ある程度は自由、とお話させていただきました。

 

こんな風に、花壇なら地植えなので、基本的に根っこの伸びる制限はなく、ツメツメでも大丈夫なこと、多いです。

 

じゃあ、鉢やプランターは?

これですと、もう敷地面積は決まっちゃってますが、よっぽどたくさん植えない限りはなんとかなりますよねー。

その証拠に、寄せ植えお好きな方、いらっしゃいますね。

私自身は寄せ植えはあまりしないので、よそのお家のを見せていただいて“きれい~”と感動させていただいております。

 

花壇戦国時代は、もうすぐですね。

 

あ、株間20㎝って書いてあるから、20㎝取らなきゃ!

ちょっとあなた~、メジャー持ってきてメジャー、どれくらいか測っちゃうもんね~、は、戦地にいる私は、ちょっとソンかなーと思ったりいたします(笑)

 

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