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鉢植えハーブがうまく育たない、その原因は?

ハーブを鉢植えするのには、ある盲点があるんです。

素焼き鉢なら大きめの鉢に植え込む…です。

どうしてこれが盲点だったかをお話させていただきますね~(^_^;)

 

西洋ハーブって、一時期ブームになったことがありましたよね~。

苗がたくさん作られるようになったのも、その頃からではないかと。

本なんかもたくさん発売されたり、ホームページが作られたり、一世を風靡しました。

今は当たり前に、いろんな種類の苗が売られるようになりましたけど、その時はなんだかオシャレな苗というカンジで大人気でした。

 

一般的には、植物を植える時って、ひとまわり大きい鉢を使いますよね?
少しだけ大きいもの。
大きなものでの鉢増しは、人間でいいますと分相応な家に引っ越すのと同じ(『刑事コロンボ』に出てきたケタ違いのお屋敷には憧れましたが)。

 

でも植物に大は小を兼ねるをやると、根っこの張り具合によっては鉢の中の土がいつまでも乾かず、根腐れの原因になったりします。
土の状態が悪くなれば、水やりのペースがつかみにくくなり、ついつい余分にあげてしまったりするので、これまた根腐れの餌食に…。

ですので、ひとまわりくらい大きめの鉢というのは鉄則と思ってました!

「私。失敗しないので。」

 

…ということはなく、ほぼ80%くらいの確率で、ひとまわりくらい大きめ、かと思います。

 

ところがハーブ。

ある方は、水やりは様子を見ながらがいいよー、またある方は、雑草なんだから忘れた頃にやるのがいいよー、プラ鉢よりテラコッタ鉢の方が合ってるよー、なんていいます。

 

でもこれさえも、環境と土質が左右するので、模範解答はないに等しいです。
鉢植えか地植えかでもまた違ってきますし、う~ん…  ここらへんが水やり3年といわれるゆえんでしょうか。

園芸好きで「水やり3年柿8年」といって「桃栗」とヒンシュクを買った方がいらっしゃいました。

 

やっぱり結局のとこ、自分で試行錯誤を重ねてよりよい結果を出す、ということになります。

 

カラミンサ、ローズマリー、セージ、キャットミントレモンバーム、レモンヴァーベナ、スペアミントなど、私もいくつかのハーブを育てています。

でも、ラベンダー、タイム、オレガノあたりは花壇に植えても、いつも夏には消えゆく運命でした。
なんだかね~~性質がうちには合わないのかしらね~と相手のせい。

 

そんなある日の春、ワイルドストロベリーの苗をひとつ買いました。
小さいし、水はけがいい方がいいからなー、と苗よりもひとまわり大きいテラコッタ鉢に植えました。
過湿はダメ 、と妙にVIP待遇で、雨の当たらない、南向きの軒下に置いたところ。

初夏までは環境が合っていたらしく、順調にぐんぐん育ち、鉢からは、あふれんばかりに大きくなりました。

 

この時、までは(不吉)。

 

私はその育ちに、有頂天になっておりました。

だってもうここまで大きく育ったんだから~あとは鉢増しをしながら大株にしてけばいいじゃない、って。

 

やがて季節は、激しく合唱するセミも鳴きやむほどの酷暑になり。。。

ある時、気づくと、あんなに元気だった苗がグッタリしていたので、ヤバ、水切れ?と、慌てて水やりをして、ちょっとした日陰に移しました。
そうか~テラコッタだから乾燥しやすくなってきちゃったかな、気をつけとかなきゃな~と思いました。
でもそれからも度々。

気をつけてはいても、グッタリするんです。日陰に置いてるのに… なんだろ、熱波のせいかなぁ?
そう思いながらも様子を見ていましたら、結局枯らしました。

 

翌年リベンジで、またワイルドストロベリーの苗を買い、今度はひとまわり大きめのプラ鉢に植えたら、お水をやり過ぎたらしく、また枯らしまして。

 

ちょうどいい大きさの鉢に入れてるのに。。。  何がいけないの!?

 

さて、3度目の正直はあったでしょうか?
ある苗のネットショップさんで、ワイルドストロベリーとタイムを買いました。
それで、そのショップさんにこの現状をお話してみたんです。
そうしたら、お忙しいのに丁寧なお返事をくださいました。

以下、ラベンダーやタイムなどのハーブに関しての、鉢での育て方のコツを、その方のメールより以下、抜粋いたします。

 

『…ラベンダー、カモミール、タイム、オレガノなど、これらのハーブは基本的に地中海原産のハーブで乾燥気味を好み、高温多湿を嫌う傾向にあります。
ですので、日本の夏はとても苦手な植物といえます。

上手く育てるためには、植物を騙すというか、好きな気候に近い環境を作ってあげる事が大切です。

鉢植えの場合でしたら、できる限り大き目の素焼き鉢(テラコッタ)に植え、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置きます。
水は土の表面がカラカラに乾いたらたっぷり与えるようにし、表面が乾いていなければ毎日あげる必要はありません。
また8月の暑い時期などは、早朝や夕方薄暗くなってからの水やりが良いです。

夏に駄目になる原因の多くは、日中の気温で土の中の水分の温度があがり根腐れが起きる為と、湿度による葉の傷みです。

素焼きの鉢は表面の小さい穴から温度を逃がします。
また大きい鉢の方が、土の量も増える為 土中温度が上がりにくいです。
そして、水やりで得た水分が日中の気温で水蒸気となり葉を傷めますので、日が出てからの水やりは厳禁です。

私がハーブを育てる際に気を付けているのはこんな部分なのですが...
幸いなことに、夏でも元気にしています。
ただ、カモミールや匍匐性のタイムは、夏は表面がなくなるのは仕方ない現象です。
表面がなくなってもお世話を続ければ、秋にはまた葉を出してくれます…』

 

このお返事を読んで、目からウロコでした。

 

ひとまわりだけ大きい鉢は、けして鉄則ではない!

 

確かに基本だけど、鉢植えのハーブには当てはまらない…。

 

それでアドバイスに従って、今回はボウル型のテラコッタに植えて、南側の軒下が住まいです。

ハーブの植わった鉢タイムとワイルドストロベリー
ラベンダーも深型のプラ鉢にしてみました。

プラ鉢に植わったラベンダー

寒さには強いので、冬越しは問題ないですが、夏になったら。。。今度はどうなるのでしょうか?

よろしければ結果を見届けてやってくださいませ。

 

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