シノワローザ空間

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レディヒリンドンなどオールドローズ

 

レディヒリンドン(金華山)

Lady Hillingdon。

 

古いティーローズで、ヒリンドン男爵家のバラだったので、奥方様のこの名前です。

1910年イギリス作出のオールドローズアプリコット色のバラはイングリッシュローズなどにもいろいろありますけど、レディヒリンドンは日本では金崋山という名前で、明治の頃から親しまれてきたバラです。

枝変わりのつる種もありますね。

 

金崋山なんて、ずいぶんと華々しいイメージの名前ですが、金崋山宮城県、東北三大霊場のひとつですよね。

その神社である黄金山神社の黄金から、杏色の花色がたとえられたのかもしれませんね~。

 

春、このバラは早くから花の用意をします。

バラにはつぼみの色と咲いた花とでは色が違うものも多いですが、レディヒリンドンはこのままの色で咲きます。

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つぼみ自体は細長め、そして色が見えてくるとだんだんと枇杷(ビワ)みたいな大きなつぼみになるんです。

杏色というより、枇杷色といった方が正しいかも(笑)

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枝はワインレッドに、赤みがかっているので、クラシカルな雰囲気を漂わせるんですが、その枇杷で、せっかくのクラシカルなムードが少しアンバランスになってしまう気がします。

どうでしょうか?

レディヒリンドン

枇杷だけに頭が重くてしなだれるんですけど、重すぎる感じなんですよね~(^_^;)

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1番花は力を溜めていることもあって、中輪咲きとはあるものの、小顔な赤ちゃんの顔くらい? って思うくらい、もんのすごく大きく、さらにバランスが悪くなることもあって。

ハイブリッドティーなんかは巨大になることも多いですが。。。

 

そして、つぼみの顎を下ろさず、いきなり咲きます。

マジックのように、パッと。

 

今年は春の肌寒さが続いていたせいか、そこそこの大きさで、4/14、雨の中で咲きだしてしまいました(^_^;)

 

香りはティーですが、鼻を近づけるとティー独特の香りがする~くらいの微香です。

 

うちは一斉にワーッと咲く環境ではないので、香りも弱く感じるのかもです(^_^;)

ひと息にたくさん咲けば、良い香りが漂うのかも?

でもこの色がなんともいえない魅力です。

 

スーヴニールドゥセントアンズ

Souvenir de St. Anne's。

 

このバラの名前、セントアンズは杏子ではなく(笑)、St. Anne's、イギリスのセント・アン、バラの名前の意味はセント・アン島の想い出。

 

系統はブルボン、スーヴニールドゥラマルメゾンの枝変わりです。
作出は1950年、イギリスの古いバラなんですが、うちでもたぶんいちばん古いバラですね~。

 

早咲きで、木香薔薇の次くらいに、レディヒリンドンとどちらが早いか競うように花をつけます。

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小柄の木立性、トゲも少なめ、深緑色の肉厚な葉っぱを持っています。
花色と、葉や枝の色との調和、株全体からもクラシカルなイメージを醸し出しています。

 

うどん粉病に弱いといわれていますが、うちではベランダの下に植わっているせいか、ほとんど病気になったことはありません。

 

マルメゾンの花びらギッシリ変化していくオールドローズの花形に比べて、ゆるりと解くその花びらの数は多くはない半八重。

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華やかさはないですが、とても清楚で、特にまだ薄暗い早朝の、儚げで透明感のある淡い色はとんでもなく美しすぎます。

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開ききった時よりも、半分くらいの開きかけの、色の濃淡が素晴らしく綺麗。

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スーヴニールドゥラマルメゾンの画像を相原バラ園さまよりお借りしました。
セントアンズとの趣の違いがおわかりになるでしょうか。

上がマルメゾン、下がセントアンズです。

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想い出と名前をつけられているその名の通り、遠い昔を懐かしんでいるような、女性的な古風さ。

グレース・ケリーとか昔のシネマの女優さんのようなイメージです。

咲いたかと思うとすぐに散ってしまう、咲き急ぎ、美人薄命とはこのことかと。

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そしてダマスク系の超強香な香りは1輪で周りを満たすほど、香り高いのが特徴です。

花と香り、両方の美しさを兼ね備えたバラです。

 

【うちでのセントアンズ】

実はこのバラは意外と気難しくて、私はかなり手こずらされたんですよね~(^_^;)
昔、近所にバラのナーセリーがあった時(今はないです)、そこで大苗を買って鉢に植え、ベランダの下に置きました。

軒下ですので、日はカンカン照りにはならない場所です。
ところが成績が良くなくて。

 

枯れもせず、大きく育ちもせず、花はポツリ、ポツリとつけるものの、停滞気味。

 

肥料や水やりを工夫しても、置き場所を少し変えてみても、鳴かず飛ばず、数年はそのままでした。

 

鉢か、それとも土質が気に入らないのかな…とその後は花壇に地植えもしてみました。
地植えなら、根は自由に広げられますし、花壇ですので土壌改良はしています。
それでも状態は相変わらずだったんですよね~(-_-)

いったい何が気に入らないのかとまた数年そのまんま(^_^;)

 

さらにその後、小柄だからかえって地植えを嫌うのかなと再び鉢あげをして、今度は鉢のまま、下は花壇の土の状態にしてみました。

そうしたら、見違えるように成長を始めたんです。

 

置き場所は、小さい庭ですのでそんなに違いはなく、そもそも地植えをしていたその場所に鉢あげをして置いたので、環境は同じです。

違うのは下がコンクリートか土の違いだけ。

 

確かに植物のコンクリートじか置きというのは、真夏の環境を考えても好ましくはなくて、コンクリートなら下駄状に上にあげたりするのがいいんですけど、セントアンズ、コンクリートに置いていたとはいえ、下には、あまっていた鉢を逆さにして、その上に置いてあったので、そのせいで育ちが良くなかった、とは思えないんですよね。

もともと大苗だったので、育っていないとも思えませんでしたし。

 

それからは本人、この環境が気に入って、鉢からそのまま地面に根づきました。

四季咲きですので、気が向くと秋までにも、ポツ、ポツと咲いたりいたしたします。

 

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