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芳純などハイブリッドティー

 

芳純

 

ミスター・ローズ、バラに一生を捧げた育種家、鈴木省三さんが1981年に作出された芳純。

資生堂の『バラ園 ROSARIUM』の香りはこの芳純をモデルに調香をされていますが、それでも、生粋の生花のもつ自然の香りにかなうものは、やっぱりないのかなぁ~と。

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ハイブリッドティー、典型的な半剣弁高芯咲きですが、半剣弁ですので、キンキンはしていませんね~。

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トゲも少なくて直立性の小ぶりなバラですので、鉢植えの方が育てやすいかもしれません(うちも鉢です)。

性質も優しく育てやすいバラですので、初心者の方でも余分な気を遣わずに育てられるかと思います。

葉っぱは大きく深い緑色で肉厚、しっかりとしています。

花の色は濃いピンク、若干サーモンがかりまして、花の大きさはほどよい大輪かと。

 

香りは評判の通りで、濃厚なダマスク…とわかりますので、かなり強いですね(笑)

切り花にしたら1輪で、小さいお部屋なら香りで満たすかもしれませんし、存在感はたっぷりの芳純です。

 

この芳純のお父さん、ミスター・ローズは、『バラを志す者は、絵と音楽に親しまなければならない』というポリシーがあったそうで。

私は育種家ではないですが、バラ好きサイドから考えると、この言葉にはとても感慨深いものがあります。

 

私、バラという植物は、世界一美しい植物だと思っていまして、咲く度に、どうしてこれほどまでの美を表現できる植物がこの地球上にいるのか、もしかしたら宇宙からきた種なんじゃないか? とまで、その美しさに打たれ、香りを感じる度、ため息がでます。

 

葉っぱの色、厚み、形、枝振り、朝露に濡れた花びら、水玉をつけた葉、その鋭いトゲすら、痛みを伴い、血だらけになっても(手袋をしなさいよ)、虫食いでも、美しいと思える…そこまでの植物は私にとって他にはないんですよね~。

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草花を育てるのとまったく同じようには、バラは育ちません。

かといって、難しく考える必要はないと思いますし、私はバラの下僕でもありません(笑)

 

心から美しすぎる植物だと尊敬しているので、その美しさを感じさせてくれるお礼に、できる限りで心を尽くしているということになりますでしょうか。

 

ですので、ミスター・ローズの残されたこの言葉は、薔薇は芸術である、美しい絵に心を震わせられるようにバラと視線を交わし、美しい旋律と音色に聴き入るようにバラの言葉に耳を傾ける、一心に心を通わせ感性を研ぎ澄ませ、ということなのではないかと。

私の勝手な解釈ですけど(笑)

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芳純、私は『バラ園 ROSARIUM』が先だったんです。

あのシリーズが好きで、なんかすごーくいい香りだな~なんのバラかなぁ、あ、芳純っていうバラの香りがもとになってるんだー、じゃあ本物の芳純は本当にこのばら園みたいな香りなのかな~、育ててみよう。

私はこのパターンが多いですね、ラデュレとかダフネとか(笑)

つい、探究と検証をしたくなっちゃうんですよね。

 

で、香りは、かなり近いものを感じます。

同じではないですが、イメージは近いと思います。

 

『バラ園 ROSARIUM』は、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディミルク、オードパフュームがラインになっています。

全部使いますと、お風呂からはずっと芳純の香りでいかれます(笑)

 

今、見てみましたらバラ園は、天然ブルガリアンローズ(エッセンシャルオイル)、ティーローズ・リビングローズ(香り成分)、イザヨイバラエキス(うるおい成分)、ローズヒップエキス(うるおい成分・ノバラエキス)とあります。

ドンだけバラ!!(笑)

そりゃ~芳純みたいな香りがするわけですよね。

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【2021年春の芳純】

この春の芳純、バラゾウに2ヶ所やられ、嵐で枝が1本逝きました。。。

朝、折れているのを見た時は、バラ好きとしてはショックを受けざるを得ません(笑)

特につぼみが3つもついていたあかつきには…(ToT)

みっつだよ、みっつ! みっつもダメになっちゃったぁよぉぁあぁ……!(嘆)

 

そして香りはあるんですけど、色が濃いピンクではなく、蛍光を帯びたような明るめの、いつもより薄い色になっています。

写真で見ると、濃いピンクに見えますが、目視では濃いピンクではないんですよね~。

 

気候?

肥料が心もち、少なかったかな?(いや、たぶんそれはないと思います)

 

なんかそこらへんが原因だとは思いますが、相手は生き物ですので、毎年まったく同じには咲きませんね~。

このようなことはよくあります。

 

ティファニー

Tiffany

 

1954年、アメリカ作出のバラです。
名前の由来はいわずもがな、あの有名宝飾店にちなんでいます。

ティファニー

まさしくハイブリッドティー、枝は細身ながらもガッチリとした、完璧な直立性なので、横には広がりません。
樹高は、うちでは鉢ということもあって、伸びても1m20cmくらい。

 

場所を取らず、自由の女神みたいに、すくっとした力強い枝立ちと、大きめの深緑色の葉っぱ。
大輪の半剣弁高芯咲きなサーモンピンクの花をつけます。
そのピンクの底の方に少しだけ、黄色が入ります。

ティファニーティファニー

特に1番花の最初の花は開ききると、超巨大になります(^_^;)
今年の花を測ったら直径約15㎝。
こんなですからなかなか風にはなびきません。
そういう意味では、ティファニーは可憐さのないバラです。
可憐というより、これぞアメリカ、大柄で元気な金髪アメリカ娘のようなイメージ。

ティファニー

樹勢も強く強健、育てやすいので、バラを初めて育てるという方、そして香りが強いバラが欲しい、狭いところでも育てられるピンクのバラが欲しいなぁ~という方にはピッタリ。

 

フルーツの香りって表記見ますけど、あれってフルーツ… なのかなぁ?
ものすごく強い香りには違いないんですけど、ダマスクじゃないのかなぁ?
とはいえ、その香りのうっとりさはハンパありません。

 

ゴージャス感があるので、それ系がお好きな方にも、おすすめですね。
つるティファニーもありますよ~。

 

【2021年春のティファニー
直径15cmの1番花の最初の花は咲きまして、次のも終わりました。
なのにどうしてもっと早くブログにアップしなかったのかといいますと、今年はいつもと違うからなんです。

 

ティファニーはつぼみから開きまでが早く、強い香りを漂わせます。
その様子から『ゴージャスで大柄なアメリカ娘のような』という表現をしたんですけど、それが今年はつぼみが色づいてから開くまでに、かなりの時間がかかっていました。

ティファニー

おかしいな…
いつになったら開くんだ?
気温が低いからかなぁ。

 

時間の経過とともに、つぼみの周りの花びらは傷んでいきます。
そして、やっと開いてきたと思ったら巨大も巨大なんですが、色はぼやけ気味。
形も整っていません。
いつもの鮮やかさがなく、ぼんやりと薄く、覇気もなく。

ティファニー

仕方がないので次の花を待ちましたが、こちらもいつもより色が薄いです(↑の最初に載せた画像です)。
樹勢はあるのですが、今のところ、1番花はなんだかなぁという感じでした。

 

実はこの状態、芳純はじめ、このティファニーだけではなくて、まだこちらにアップできていないバラたちも似たような様子。
う~ん。。。

 

こちら、いつものティファニー

光の当たり方にもよりますが、明らかに色は濃く、形も整っていますよね~。

ティファニー

2番花で咲いたティファニーは咲き方も色も、いつものティファニーの発色になりました。

花も、てでん! としてますよねー(笑)

ティファニー

 

ホワイトラフランス

White La France。Augustine Guinoisseau。

 

別名をオーギュスティーヌギノワゾーという1867年のフランス作出。

ホワイトラフランス

ホワイトラフランス

ハイブリッドティー第1号のラフランスの枝変わりで、約22年後の1889年に発表された品種です。
ラフランスはピンクとわかるピンクですが、こちらはそれよりも白っぽいですね~。
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株立ちはブッシュですので、大きくも小さめにも育てられるかなと思います。

ラフランスの枝変わりですから、もうずっと栽培し続けられてきた銘花なので、お墨つきのバラともいえますね~。

 

花つきもよく、たった1輪であっても咲いたということがわかるくらい、美しい香りを放ちまして、他のバラの香りを凌駕してしまうくらいの強い香りです。

ホワイトラフランス

大株になり、たくさん咲いたらきっと辺りはむせるようなバラの香りになるでしょうね~。

 

つぼみの中心を残しながらティッシュペーパーを1枚ずつめくっていくようにくるんくるんと咲いてきて、ほわん、と開き、くしゅくしゅに。

花びらの先は外側にくるっとして、まるでペーパークラフトの花のようになるのが特徴です。

ホワイトラフランス

ホワイトラフランス

難はその繊細さと色ゆえに、ひどく花弁が傷みやすく、茶ばんでしまうということだと思います。

“咲いたけどまた茶色くなってる…”

そんな落胆も多いバラです(^_^;)

ですので、地植えにしろ、鉢植えにしろ、なるべく雨の当たらない場所に植えた方がきれいに咲くかもしれません。

 

【2021年春のホワイトラフランス】

うちでは春に綺麗に咲いた後は、咲いてはいるものの、傷んでおります。

もともと梅雨には傷みやすい傾向がありますし、夏に向かって花も小さくなっていきますので、満足な写真を撮るのは春が勝負なんですよね~。

なんでかというと、秋からはお庭に日が当たらなくなってくるからです(;_;)

 

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