シノワローザ空間

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バラの芽吹きの葉が赤いのはなぜ?

花が待ち遠しいこの時期。

バラの葉っぱが出揃いつつありますが~… 新しい葉っぱ、赤いですよね?

それにはちゃんとした理由とメカニズムがあるんです。

あと、トゲにも意味があるんですよ~(*^^*)

シーズンにさきがけて、ちょっとお話させていただきますね~♪

 

 

バラの新芽のひ・み・つ

バラには分類上、早生、晩生などは特にありませんけど、芽吹きは早いものと遅いもの、時期の差がありますよね~。

同じ品種でも差はあるので、やっぱり植物も人間と同じ生き物です(笑)

 

うちで早いのは、このミニチュアのセンチレイティングブルースとか~。

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下のクロードモネあたり(*^^*)

クロードモネの葉っぱは芽吹きでも赤みは少なくて、明るいグリーン、照葉ではない、ふっさりとした豊かな葉っぱです。

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今はまだ、気温もそこまで上がっていなくて、虫も活動を始めたばかりなので、生まれたてのとてもきれいな状態を保てていますが、気温の上昇と共に虫たちも増えてきて。。。(笑)

 

葉っぱも色や形、大きさ、照葉である、ないとか、そのような違いもあるので、芽吹きの時期はそれはまたそれで、けっこう見ているのがおもしろいですね。

葉っぱの数は、5枚が一般的ですけど、3枚だったり、7枚だったりと、時々そんなこともありますよね(^_^;)

バラの遺伝的ルーツ、歴史が古いです。

 

赤の色素の入ってるものは、芽だしの葉っぱもより赤みがかっていてダークです。

一般的な植物でいうと銅葉みたいな感じ?

 

これはベルデセゴサの葉っぱですけど、出たばかりなので、よりダークです。

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バラの葉っぱの新芽は… というか落葉植物の新芽が赤みを帯びていることって多いですよね。

たとえば紅葉(もみじ)なんて、一瞬紅葉(こうよう)と区別がつかないくらい、真っ赤っかで、とてもキレイです。

紅葉の新芽

この赤は、よくサプリメントなんかで聞くアントシアニンという色素なんです。

果物のブドウとかブルーベリーに多くて目にいいよーっていう、ポリフェノール、抗酸化成分ってやつですね(笑)

 

でも、成長をして時間がたってくると葉っぱはクロロフィルの多い緑色になってきます。

赤いバラでも緑になります。

この変化は成長過程ということで、バラはちゃんと自分のことを考えているんですよね(^_^)

 

というのは、出たばっかりの葉っぱはまだ赤ちゃんなので、強い日の光には弱く、紫外線の強さに耐えられません。

葉っぱも日焼けを防ぐため、自分を守るために、このアントシアニンという色素によって害を受けないようにしているんですね~。

緑のクロロフィルも葉っぱの中にはちゃんとあるんですけど、まだ弱いです。
 
でも葉っぱが大人になって、クロロフィルが増えてきて緑色に、紫外線に抵抗を増すと、このアントシアニン(赤色)はなくなって、緑色の大人の葉っぱになります。

そして光合成で栄養分を作り出します。

 

だからバラにとって、花以上に葉っぱが大事にされることは、その植物体をより健康にするために、とっても大切なことなんですよね。

 

どうしても花には目が行きがちなる… それはそうですよー、あんなに美しいんですもん♪

でも葉っぱや根っこの働きを知ると、あーやっぱり大事なんだ、そうなんだ~と目からウロコになります(笑)

 

日本の気候ですと、ヨーロッパで育種されたものなどは過酷な高湿度・高温期を乗り越えなくちゃいけませんので、最近のあまりの暑さにはどうしても耐えきれず、葉っぱを落としてしまうバラもいますし、チリチリになってしまう時や成長も停滞気味になったり(*_*)

実際、それを防ぐことは、その時には人間もへばっておりますので至難の技ですが、真夏を乗り越えられれば、この先も生きていけます、バラも私も(笑)

 

下はヨーロッパ出身、マダムフィガロの葉っぱ。

クロードモネなんかに比べると少し肉厚な感じです。

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鉢の下は土でして、周りにはグラウンドカバーがいるので、暑さや寒さも多少は緩和されているかな~と思います。

 

コンクリートに囲まれているのと、土や他の植物に囲まれているかの違いや効果って、あながちバカにはできないんですよね~。

熱の上昇を抑えたり、湿度のカバーを少なからずしますので。

真夏は1℃だけでも、違いは大きいです(^_^;)

 

順に、フランシスデュブリュイ、プラリヌルージュ、フリュイの葉っぱです。

フランシスデュブリュイの葉っぱ
プラリーヌルージュの葉っぱ
フリュイの葉っぱ

芽吹きの早さ、色の違いがわかりますよね~。

フランシスデュブリュイは紅色のバラ、プラリーヌルージュは濃いピンク、フリュイは白系のバラです。

 

そのうち、ハキリバチが巣作りのためにまぁるくきれいに葉っぱを切り取っていく時期がきますが、多くの虫たちにとってもバラの葉っぱはとても役に立って魅力的なんですよね(笑)

 

バラのトゲトゲの役割

バラのトゲも小さいうちは緑色をしていて、茎と一体化しています。

このトゲ、茎がまだ柔らかい時にとってしまうとその部分の傷で茎も折れやすくなってしまうそうですよ?

バラが成長するにつれ、トゲはだんだん水分が抜けていって硬くなります。

 

トゲは、動物などに食べられないよう身を守る、他の植物に刺さり自分を支える、茎の強さをあげる、という役割をしています。

バラのそばを通った時、服にトゲが引っ掛かって、あああ…ってなった時にトゲはその役割を果たしています(笑)

 

うちは庭側の窓の前は全部バラなので、絶対、ここからは空き巣は入れないだろうなぁと思います(笑)

注射だとか、針で手を刺した…レベルじゃないですから、バラのトゲの痛みって(*_*)

指なんか刺したら、残っちゃうこともあって、後からトゲ抜きしたり(^_^;)

だからホントはバラを扱う時は、手袋した方がいいんですけどね~。

つい忘れちゃいます(笑)

 

バラたちが芽吹いている今、この間の寒肥の肥料が少しずつ分解されて吸収されていっているはずですので、頑張ってもらわなきゃ(笑)

 

鉢の表面を覆っているフェルト(コガネムシの幼虫を予防します)をめくると、あげた有機質肥料が菌で真っ白になっていて、分解しているなぁと感心。

誰にいわれなくても自分の仕事をちゃんとしている…(^-^)

自然のシステムは優秀ですよね~。

 

なので今は、週イチペースでハイポネックス微分+菌の黒汁rosesをあげて、えひめAI-2+菌の黒汁rosesを時々スプレーしています。

 

あとは虫の様子を観察して、どんなかな~? って感じです(^-^)

 

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